2009-04-26 23:59:53
ベビーステップとローリングストーン（Baby Step and Rolling Stone)
人に教えることは難しい。教えたことを行動に移してもらうことはもっと難しい。コンサル業を始めてみて、つくづくそう思う。そういえば、俺も人の言うことなんかあんまり聞かへんしな．．．
そんなとき、コーチングの本で、「ベビーステップ」という言葉を見つけた。直訳すると「赤ちゃんの一歩」。最初は低い目標を設定し、ひとつずつクリアーしながら、少しずつ目標を高めていき、大きな目標に近づいていくことだ。
以前、クライアントに色々な課題を一度に出し、早急に結果を求め、うまくいかなかったことがあった。要するに、赤ちゃんに、「マラソンを走ってみろ！」と言ったって、イクラちゃんのように「バブーッ！」と逆切れされるだけ。はっきり言って、言う方が悪い！
今までの仕事のやり方を変えることは大変なものだ。特に長年事業を営んでいる経営者は、経験が豊富な分、新しいやり方に抵抗を示す。
しかし、今のスピードの速い時代には、過去の成功経験にしがみつくだけの経営では、変化に取り残され、結局は消えてゆく運命になりかねない。自社の真の強みだけは何が何でも残さなければならない。しかし、それ以外のところは、逆に変化しないことがリスクになる。転がる石にはコケは生えない。
LIKE A ROLLING STONE
Bob Dylanの曲で、ストーンズもカバーしている。歌詞は、羽振りのよかった女が転落していく、というものだ。
コケの生えない転がる石になるのか、それとも転落していく石になるのか？
まあ、ゴロゴロ転がる前に、まずはコロンとひと転び。ベイビーステップを踏み出すことから全てが始まる！
