巨人内紛は派閥争い~人・組織マネージメント・縁の大切さ

 

巨人の会長と社長がマスコミを使ってグチャグチャやっている。主導権争いであり、足の引っ張り合いであり、つまりは内部の派閥争いである。社長がまともにやっても勝ち目がないので、わざわざマスコミを使う戦術に打って出た、というところだろう。
「社員一丸には、経営理念とビジョンですよ」というコンサルタントがたくさんいます。それはそれで間違いではないのだが、経営理念・ビジョンを浸透させたからといって、人間同士の摩擦がなくなるわけではない。なぜなら、人間だからだ。したがって、派閥争いは、組織であれば、大なり小なりあって当たり前であり、なくすことはできない、と考えた方が現実的である。しかし、なくすことはできないが、コントロールすることはできる。従業員の不満も同じであり、不満をなくすことはできないが、不満ながらも会社のために働いてもらうようコントロールしていくのが、経営である。会社で何十年も一緒に仕事をしていくのだから、「全員一丸、やる気満々」の状態がずっと続くことなどありえない。そんな状況は宗教的であり、会社の日常にはない異常な状況だ。本当は会社が長続きするには、「不満もあるけど、まあ、がんばろか」というような社員をどれだけ作れるかが重要ではないだろうか?!そのためには、経営理念・ビジョンよりも、「縁」を大切にする気持ちこそが、本当に重要ではないか、と思う。

 

この記事をぜひシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

すぐ使える計画書フォーマット付き!

海外進出計画・事業計画の立て方

※直接購入は割引価格で販売しております

事業計画を実現する

戦略的契約書の作成・交渉ノウハウ

※直接購入は割引価格で販売しております

目次