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コーチング・リーダーシップ~経営幹部・管理職教育のイズミ経営コンサルティング(大阪・神戸・京都)

 

2010-02-20 19:52:19
川口悠子選手について
オリンピックで、ロシア国籍でフィギアスケートペアで出場した川口選手が、コーチからの指示でスロージャンプを4回転から3回転に変更し、にもかかわらず失敗して4位になった。コーチと選手の関係、ひいては経営者とコンサルタントの関係について考えさせられた。
川口選手は試合直前まで4回転の練習をし、リンクに出たときも4回転を飛ぶつもりだったが、演技直前にコーチに説得され、しぶしぶ3回転に変更した。スケートという微妙な感覚が要求される競技で、しかもオリンピックという夢の舞台で、このコーチングはどう評価されるべきなのか?
コーチはコーチで、20年以上もこの種目で金メダルを守り続けたロシアの伝統を背負っての指示であったことはわかる。しかし、ロシアの伝統という縛り故に、戦う当の本人である選手の心理、コンディションも考慮に入れた上で、正しい指示ができなかった可能性はあるのではないか?
一方で、川口選手は、自らの意志を曲げて飛んだ3回転で失敗し、メダルにも届かなかったことに対し、どう感じているのだろうか?恐らく、コーチではなく、なぜ自分の意志で4回転にチャレンジしなかったのか、痛恨の思いではなかろうか?誰のせいでもない。自分のせいで負けた、と思っていることだろう。
フィギュアのペアという、日本では世界にチャレンジできない舞台であったが故に、自ら熱望してロシアに渡った川口選手の、厳しい境遇をかわいそうに思わざるを得ない。自分を拾ってくれたロシアを裏切るということは、もはや世界で戦えない、ということに他ならない。今の川口選手は、コーチの指示を無視して自分のやりたいことを貫けるポジションにはなかった、ということだろう。
結果だけ見ると、コーチングのミスであったと思わざるを得ない。結局、3回転にした結果、コーチも選手も、誰も何も得るものがなく、悔恨しか残らなかったのだから・・・
戦う本人が主役だ。
コンサルタントとして、肝に銘じておかなければならない。
川口選手の次のチャレンジを期待しています。

 

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