経営者と従業員の差~大阪・神戸の事業承継・雇用・従業員教育

 

2010-04-16 18:27:13
経営者と会社員
先日、経営者向けセミナーへ参加を希望していた中小企業の管理職の方とお話しした際、経営者と会社員の視野の違いを感じた。私はいつもの調子で、財務状況、今後会社をどのようにしたいのか、などを聞いていったのだが、その方は自分の担当する部門については語れても、会社全体について、自分なりの見方や意見を明確に説明できなかった。恐らく決算書なんか見たこともなかったのではなかろうか。逆に、だからこそ、社長は、将来の幹部候補にセミナーに参加させたかったのだろう。しかし、今の段階で、経営者が自己研鑽のために参加し、経営者同士が交流を深めていく場には、あまりにも視野・思考のレベルの違いを感じざるを得なかった。会社を存続させ、従業員の雇用を守るために日々苦闘し、また借金の保証人として、事業が失敗すれば自分の財産を失いかねない中小企業のオーナー経営者や2代目経営者と、その従業員との間に横たわる溝の深さを改めて感じた。さらにいうと、中小企業の事業承継というものは、よほど入念に準備しない限り、オーナーから従業員へ事業を譲ることは困難であり、結局は自分の親族内で次の経営者を育てていくことが必要だということだ。

 

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