昨日のカンブリア宮殿で、スタバの社長が出演し、「スタバのコンセプトはお客様に”くつろげる場”を提供することだ」と言っていた。だからこそ、スタバでは、コーヒーのみならず、ワインやビールの提供も実験的に始めることができるのだ。自社の事業ドメイン・ミッション(使命)をどのように定義するかで、行動の広がりが変わってくる一例だ。
それとともに、米国スタバの社員への福利厚生は極めて高いものだということであった。週20時間のパート・アルバイトも、健康保険に加入できるとのことであった。社長が子供のころが貧しかったため、父親が保険にも入れず、怪我をしても病院にも行けず、仕事も失ってしまったという辛い記憶が原点であるとのことであったが、やはりコーヒーは儲かるということだ。なぜかというと、コーヒーのほとんどは水であり、ほとんどが粗利になってしまうからだ。さらにスタバのコーヒーは「いいお値段」だということだ。
つまり、しっかり儲かるビジネスモデルだからこそ、従業員にも還元でき、さらに従業員も一生懸命サービスするという好循環が生まれる。さらに新しい業態にもチャレンジできる。たかがコーヒーとはいえ、マネできないのではあるが・・・