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経営理念と人材育成~ビジョン策定支援のイズミ経営コンサルティング(大阪市中央区・神戸)

 

2009-07-12 17:29:29
「経営理念」を作るコツ
小学校1年の下の息子はやたらと短気だ。気に食わないことがあるとすぐ怒る。おそらく私に似たのだろう。さすがに大人なので、あまり怒らないようにはしてるけど。
さて、今日のお題について。
コンサルは、よく「経営理念」とか「ビジョン」とか、難しいことをいう。かくいう私も、エラソウに「経営理念を明確にするように」とか、わかったような顔をしてよく使う。しかし、言われた社長は、「はあ、わかりました」とか言いながら、あまりわかっていない。「経営理念」とは一体何なのか?
ヒトは「好きなこと」「得意なこと」よりも、「嫌いなこと」「苦手なこと」の方がはっきりしている。社長にとって、「うれしいこと」よりも、「腹が立つこと」の方が、はっきりさせやすい。つまり、「どういうときに怒るのか」を突き詰めていくと、「経営理念」が見えてくる。
本田宗一郎氏は、苦しい技術開発の中で、あきらめそうになる従業員に対してゲンコツを食らわせて、最後まで着いてこさせ、その中で、従業員はモノ作りの喜びと責任を身につけていったという。ホンダの基本理念「人間尊重三つの喜び(買う喜び、売る喜び、創る喜び) 」を見ると、本田氏が怒った理由が見えてくる。
もうひとつ、大切なことがある。怒ることを明確にすることは、「それ以外は怒らない」ということだ。つまり、「やってはいけないこと」を最低限に抑えているのである。その結果、組織の自由度は高まり、従業員は個性を発揮し、自由に仕事ができるのだ。
みなさん。最近、「褒めろ、褒めろ」と言われますが、怒るべきときには、勇気を出して、大いに怒ろうではありませんか!わかる人はわかってくれます。きっと。

 

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