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ブレない経営~企業法務・総務・契約書はイズミ行政書士事務所(大阪市中央区・神戸)

 

2009-07-04 14:18:20
本格派とスライダー
私は野村監督が好きだ。
野村監督は京都の峰山高校卒で、私の父は近くの宮津高校で、年が同じであった。父から「高校当時、野村はよく大きなホームランを打ってた」という話を聞いたことがある。
それはともかく。
野村監督は、自分の持てる力を全て使って、敵、味方を読み、その独自の読みを信じてあらゆる手を打ち、勝負に賭ける。野村監督がマスコミの前でボヤくのは、将棋でいうところの盤外戦でありながら、聞いていて面白いのは、野球監督として真剣勝負をしながら、一方で仕事で遊んでいるからだろう。そんな達人の心境にいる監督は、セパ両リーグ合わせても、野村監督以外にいない。
前置きが長くなったが、本題に入ろう。
野村監督の「負けに不思議の負けなし」(朝日文庫)という本を読んで、なるほど、と思ったことがあった。
本格派がちょっとストレートを打たれると不安になり、簡単に覚えられるスライダーに手を出す。覚醒剤のようにスライダーを多投するようになり、思い切り投げるストレートの投げ方を体が忘れていく。スピードがなくなったと思い込んで、新しい球種に走るのではなく、コース、配球などを反省できるか。そこが、本格派として野球人生を歩めるかどうかの分岐点である、というのだ。
売上が落ちてくるとブレる経営者は多い。店に並ぶ品揃えがチグハグになったり、安易な新商品開発に突き進んだりする。そうすると、打つ手打つ手が裏目に出て、窮地に追い込まれていく。
ブレないためには、自分の「決め球」を見極め、磨き続けるしかない。つまり経営者には、決め球を信じる「自信」と、改良し続ける「謙虚さ」が必要なのだ。

 

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