2009-05-24 23:06:48
テレビが家にやってきた！！
11年前、結婚したときに買ったブラウン管テレビがついに壊れた。画面が相当悪くなっていたところに、2週間前からスイッチがうまく入らなくなり、もはや寿命、ということで、ついに42型薄型液晶テレビを買うことにした。ポイント還元、エコポイントを加味すると、10万円程度で購入できた。以前であれば1インチ1万円なんて言われていたのに・・・。エコポイントが出てくるまで、よくがんばってくれた！長い間、本当にご苦労様！
あんなに分厚かったテレビが、こんな薄くてきれいで大きな画面になってしまったのを見ると、改めて、11年間の技術進歩の凄さを感じる。薄型テレビでハイビジョンを見た瞬間、もはやアナログ放送に耐えられなくなった。先日まで画面が悪くても、「まあええか」で済んでいたことに、瞬間的にもはや逆戻りできなくなってしまったのだ。
街頭テレビの中で力道山がシャープ兄弟に空手チョップするのを、みんなで歓声を上げて見ていたのが1954年2月（もちろん、私は生まれてませんが）。わずか50年余りで、何もかもが大きく変わってしまった。美しすぎる画面を感動もなく孤独に見ている現代人は、50年前に白黒テレビでみんなで興奮していた人たちより本当に幸せなのだろうか？
技術進歩は止められない。しかし、物事は一方向に振れ続けることはない。必ずどこかで戻ってくるものだ。最近、農業に注目が集まっているのは、単に食の安全や、ビジネスチャンスがそこにあるから、というだけではないような気がする。これからの最先端は、案外、そんなところにあるのかもしれない。
