海外進出計画策定における現地調査(フィージビリティ・スタディ・Feasibility Study・FS)

国内で調査できない項目や国内調査結果の検証のため、海外現地調査(フィージビリティ・スタディ)を行います。現地調査の中心は、ターゲット顧客のニーズや現地業者の見積情報など、生の現場情報の収集となります。したがって、ターゲット顧客・現地業者との打合せのアレンジが必要となります。

1.候補企業のリスト化
まずは日本貿易振興機構・中小企業基盤整備機構などの海外進出支援機関や商社からの情報、インターネット・書籍情報などから、候補企業をリストアップし、面談申込みや見積依頼を行います。

2.ターゲット顧客との打合せ
海外で製品販売を計画するに当たって、事業性判断の最大のポイントは自社製品が現地で売れるかということです。したがって、ターゲット顧客との面談の際には、現地でのマーケティング戦略を策定するための情報として、製品に対するニーズ・競合製品の価格・商談の可能性・現地業界の動向などを聞き出すことが重要です。そのためには、プレゼンテーション・想定Q&A・ヒアリングシートなど、十分に準備して面談に臨む必要があります。

3.現地業者の見積
現地で工場を立上げ現地生産を行う場合、現地で生産設備の調達、仕入、外注が発生します。海外進出計画の事業戦略・数値計画を作成するうえで、これらの見積を入手する必要があります。
まず、当社の要求事項や条件を整理し、見積依頼書(Request for proposal)を作成します。必要な図面や仕様書などを添付しますが、この段階では外部に漏れて困るような情報は出しません。最低限、守秘義務契約を結ぶ必要があり、たとえ守秘義務契約を結んでも不用意に秘密情報を出さないよう注意が必要です。
それから、取引先候補へ見積依頼書を送付し、入手した見積書を査定します。また、実際に企業訪問を行い工場や設備を見学して条件に合うか確認します。

イズミ国際コンサルティングでは、現地調査支援、見積依頼書の作成、現地業者・顧客との交渉支援を行っています。お気軽にお問合せください。

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