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経営書としての「マネーボール」

以前ブラピ主演の映画「マネーボール」を見て面白かったので、本を読んでみた。大リーグのアスレチックスのGMが、いわゆる野球人の常識や勘で行われていたチーム経営を、データに基づいて客観的に行うことで、低予算にもかかわらずプレーオフ進出をした、というノンフィクションだ。

打点はバッターの前に何人塁に出ているかで変わってくるし、ピッチャーの勝敗も味方の得点やエラーなどで変わってくる。つまり、今までまことしやかに語られてきた選手の評価には、「運」といった要素があるということだ。また、スカウトである元選手達が、明確な基準などなく、主観で新人発掘し、何億円もも金が投じられている。

それでは選手の評価基準はどうすべきか、ということなのだ。これを決めるためには、「野球の試合に勝つ」ということに、どのプレーがどれだけ貢献しているか、を分析・評価することに他ならない。その結果、その選手の正当な評価ができる、ということだ。

売上アップの経営戦略・事業計画と同じ仕組みである。しかしここで難しいのは、「野球の試合で勝つ」「売上を上げる」というとき、多くの要素が絡まりあっているため、実は「こうすれば、こうなる」というのは仮説に過ぎず、それを実践して試行錯誤して確認していかなければならない、ということなのだ。

とはいえ、「勘」ではなく、しっかりと分析し理屈にあったやり方を模索しながら、勝つ確率を上げる、ということは、経営も野球も同じ、ということだ。

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