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事業計画書・経営戦略・経営理念・ビジョン(大阪市中央区・神戸・京都 中小企業診断士・行政書士)

 

2009-12-15 23:00:52
最後のピース
実家に帰ったとき、ほこりをかぶった未開封のジグソーパズルを見つけた。早速持ち帰り、子供たちと始めた。750ピースとのことであるが、ジグソーパズルをやったことがないことから見積が甘く、2~3日もあれば終わるだろう、と高をくくっていた。が、あまりの難しさに子供たちは早々に手を引き、深夜にひとりぼっちで1ピースずつ埋めていくはめになってしまった。
最初は外枠を作り、次に人の顔、服の模様、文字など、特徴的な部分のピースを見つけて、大体この辺り、というところに置いていき、さらに、建物の壁の模様、色などから、ピースを大まかに分けて、埋めていく。最初は目につかなかった服の細かな模様や道端のゴミなどをヒントにしたり、ピースの向きを変えてみたり、完成図の上に乗せて色目が合っているか確認してみたりしながら、絵の様々な部分を同時並行的に作っていった。スペースが埋まり、残りのピースも減ってくると、加速度的にスペースが埋まるようになり、この頃になると再度息子たちも参戦して、さらにペースが速まった。最後のピースは、最も貢献していなかった長男が置いて、ようやく完成した。開始から1週間が経っていた。
事業においても、事業全体の絵が必要だ。しかし、事業はジグソーパズルとは異なり、完成図が与えられず、自ら作り出さなければならない。そして、完成図だと思っている事業計画も、実は「最後のピース」が足りず、しかもそれが何であるか、容易に姿を現さないことも多い。それでは、「最後のピース」が見つからなければ、何もしない方がよいか、というと、そうではなかったりする。明らかにピースが足りなければ、再度、事業計画を練り直す必要があるが、「最後のピース」があるのか、ないのか、はっきりわからない場合、少々ぼんやりした絵であっても、動きはじめた方がいい。動いているうちに、何かのきっかけで、「最後のピース」が見つかることもあるからだ。いや、動かなければ何も見つかりやしない。
ところがどっこい。
「最後のピース」だと思ったものが、実は「最初のピース」だった、りなんかして・・・

 

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