ここ2年ほど継続的に経営相談に乗っている、看板・グッズ製造をしている人(ここではN氏としておきますが)から、「どういう訳か、ボクシング世界チャンピオンの公式グッズを作ることになった」と報告があった。そして、いま、世界チャンピオンの公式HPで、N氏手作りのその商品が販売されている。1年前の夏には、仕事がなくて山に草刈のバイトに行って真っ黒になっていたあのN氏が・・・と思うと、驚きよりも不思議な感じがする。
発注側のジムが、何社かに声をかけてサンプルを作らせたところ、N氏がいくつかのオリジナルデザインのサンプルを持って、最も早くジムに行った。そして、そのまま採用になった。
その話を聞いて、なんとなくN氏が採用されたことがわかるような気がした。N氏はあまり損得を考えず、ひとつひとつの仕事を一生懸命しており、その「気合」というか「活きのよさ」が相手に伝わったのだと思う。
しかしそもそも、なんでN氏にお声がかかったのか??HP経由で声がかかったようであるが、N氏のHPの作りは我流の権化のような混沌としたものだ。やはりHPにもN氏の「活きのよさ」のようなものがにじみ出ているのかもしれない。本当に不思議だ。