経営と理不尽~経営者の心のサポートは大阪市のイズミ経営コンサルティング

 

2010-03-15 19:24:43
「理不尽」について
最近、公的機関の経営相談窓口をしていると、「こちらは全く悪くないのに、こんな被害を受けている。行政が指導すべきではないか」とか、「XXXが壊れて、相手にクレームしても一向に対処してくれない。国に告発できるようなところはないか」とか、そんな電話がかかってくることが多くなっているような気がする。
経営相談ではないと感じながら、苦情窓口なんかがあれば案内したりするが、一方で、「行政に訴えても、現実的な解決にはならないのになあ」と感じてしまう。最後の手段は「裁判」もあるので、「そこまでいうなら、裁判所に訴えてみてはどうですか」としかいいようがない。裁判したからと言って、自分のいうことが通るかどうかは別ではあるが・・・
世の中、理不尽なことが、突然我が身に降りかかってくるということは、誰もが持っているリスクだ。例えば、自分の家の隣に、ゴミ集めが趣味のような人が引っ越してくる、ということだってありうる。しかし、行政に訴えようが、裁判所に訴えようが、警察に訴えようが、それほど簡単にゴミ集めが趣味な人を排除できない。相手にも権利があり、世の中、一方的に自分の思い通りにいかないのだ。
「景気が悪く、うっぷんが溜まっているのかなあ」と思う。または、JALみたいに、莫大な借金を国が救済するようなことを平気でやってしまうため、「自分だけ損したくない」ということで、国や行政に対してとか「ゴネたモン勝ち」のような風潮になってきているのかもしれない。
なんていうのか・・・・
ちょっと違うのではなかろうか?

 

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