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経営者の心構え~経営相談はイズミ行政書士・中小企業診断士事務所

 

2009-05-13 00:06:21
「おかげさまで」は世界に通用するのか?
創業のご相談をお受けし、話をしているうちに、「もっと応援してあげたいなあ」と思う人がいます。こういう人の話を聞くと、みな思うことは同じらしく、既に応援してくれるお客さんがついていることが多いものです。つまり、「応援したくなる人=商売が成功する可能性が高い人」と言えます。
「応援したくなる人」は例外なく、素直に感謝することができ、また人に対して親切な人です。つまり、「人からの親切を素直に受ける→感謝する→自分が人に対して親切にする→感謝される→・・・・」というように、善意のつながりが自然と広がっていくのです。
この「善意のつながり」の本質は何でしょうか?それは、目に見えない「貸し借り」のようなものだと思います。「貸したから返せ」というものではなく、「周りの皆さんのおかげで自分はやっていけている。だから皆さんにお返ししなければ」という「おかげさまで」という謙虚な感覚なのではないでしょうか。
ビジネスでも、貸し借りのような、「融通」の効く関係で進められる場合、人間くさい、楽しいものになります。
しかし、大企業同士の、特に外国企業との契約に基づいた組織同士の関係では、「融通」よりも「理屈」が優先され、一方が大儲けし、他方は大損する、というようなことがよく起こります。そのため、相互不信を前提にした、ギスギスビジネスになります。
中小企業が、大企業と取引を行ったり、海外に出て行く際、この「組織の理屈」のシビアさを理解していないため、大やけどをすることが非常に多いのです。
外国企業の交渉担当者は、「個人の意見(Personal opinion)は・・・であるが、社内で通らない」と平気で言います。自分の心情よりも、組織の論理を優先するので、浪花節日本人は結局理屈に負けてしまうのです。
したがって、世界で戦うには、理屈で負けない準備は絶対に欠かせません。これがないと、飢えた狼に食べられに行くようなものです。
しかし、それでも敢えて言いたい。「おかげさまで」の心がないと、ビジネスは面白くない!ひとり勝ちは許さない!「WIN-WIN」の関係を目指して、みんなで知恵を絞る!これしかない!!

 

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