創業、新規事業立上げのやりがい(経営相談はイズミ行政書士・中小企業診断士事務所 泉仁史まで!)

既存事業が厳しくなって新しい事業を始めたいとか、創業とか、について相談やセミナーを行う場合、杓子定規な経営学だけではなく、ゼロから事業を立ち上げていく困難さを話すようにしている。

ビジネスモデルやマーケティングなどについては、経営学では例えば4P(Product、Price、Place、Promotion)など、事象を色々な要素に分解して論じられることが多い。確かにそのとおりではあるのだが、それが本当に儲かる仕組みになるには、個々の要素間の「絶妙な」組み合わせや、「ささいな」ノウハウの蓄積、その人ならではの人脈など、簡単に言葉にできない細かな「サムシング」の積み重ねが絶対に必要である。

この「サムシング」は、よく「商才」というような言葉で語られたりする。学問もなにもなしで、道端の物売りから事業を拡大してきたような成功者の話を聞くと、「商才」としかいいようのないものが確実に存在するのだ。ドラッカーやコトラーがいくら経営を細分化して研究してみても、絶対にたどり着くことができない。そして、この「商才」は、事業に対する執念、人を信じたり疑ったりする力、素直さ、あきらめずに考え抜く力、リスクを取る勇気、金に対する大胆さとケチさなど、「人間力」としかいいようのない、その人オリジナルの「個性」に支えられている。

そういう意味では、やはり創業してそれなりの規模に事業を導くというのは、誰にでもできるものではない、極めて特別のことだといわざるを得ないのだ。しかし、だからこそ、起業し事業を育て、そして人を育てることは、経営者にとって、人生をかけてチャレンジする価値のあるものになるのだ。

この記事をぜひシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

すぐ使える計画書フォーマット付き!

海外進出計画・事業計画の立て方

※直接購入は割引価格で販売しております

事業計画を実現する

戦略的契約書の作成・交渉ノウハウ

※直接購入は割引価格で販売しております

目次