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ひとを巻き込む力としての「ミッション」

NHKの朝ドラ「カーネーション」で、病院から糸子に、病院でのファッションショーの依頼があり、糸子が打合せのために病院に訪れたシーンがあった。その打合せで、糸子は「患者さんもショーに出したい」と申し出するが、会議に出てきた看護士は、理事長などが勝手に決めた面倒なファッションショーなどやりたくなく、さらに患者まで巻き込む面倒さから、反対の一点張り。このときの糸子の対応に驚いた。

「お宅は医療の力を信じて仕事をしてます。私は服の力を信じてます。服にはひとを元気にする、すごい力があります。患者さんひとりでも結構ですので、どうかショーに患者さんを出してくれませんでしょうか。このとおりです」と言って、看護士に頭を下げたのだ。

そもそも、病院から依頼されたことで、糸子としては文句を言われる筋合いのないことに対し、下げなくてもよい頭を下げる。最近流行の「民意・民意」と大騒ぎして、権力・理屈・議論だけで物事を進める人たちは、不要な衝突を生むが、頭ひとつ下げるだけで、不要なトラブルを起こさずに、ひとを巻き込むこともできるということだ。よほど、人格が練れていないと、こんな芸当はできない。

そして、単なる金儲けではなく、いわゆる「ミッション(使命)」として仕事をしているということだ。プロジェクトをどうしても実現し、服の力で患者さんに元気になってもらいたい。

「経営理念・ビジョン・ミッション」は、ここ一番の土壇場で力を発揮するものだ。あざやかな、いいシーンだった。

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