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海外進出、国際化、外国企業との取引~英文契約書はイズミ行政書士・中小企業診断士事務所

企業の「海外進出」「国際化」といっても色々あります。海外に工場を作り海外生産を行う、外国企業と外国で合弁会社を作り事業を行う、外国企業にライセンスを与えたり受けたりする、etc.。この場合、「外国」「海外」という要素に目を奪われてしまい、「難しい・・・」となってしまいがちですが、「外国」「海外」という要素をまずは取り除いて新規事業として考えていくことからスタートしなければなりません。その際、「大→小」に向かって考えていきます。つまり、まずはその事業で本当に売上・利益が上がり、かつ事業が継続していくことができる、大きなシナリオをしっかり作りこむことが重要です。つまり、「事業計画」を定性的、定量的に、具体的かつリアルに作るということです。この際、「外国」「海外」という視点を考慮し、その部分を徐々に細かく検討し、計画に反映していきます。

ここで問題となる核心は、「外国」「海外」よりも、実は、「全く知らない企業・個人」と新しい取引関係が発生することなのです。つまり、本気で事業を進めるのであれば、どこかの段階でリスクを取って、信頼関係が十分構築できていない相手と、事業を始めなければならない、ということです。「外国」「海外」という要素は、国内よりも不確定要素が多いため、さらに難しさのハードルを上げることにはなりますが、「知らない相手」と事業を始める際のプロセスは、国内と同じです。相手を知るために打合せや会食などの接点を増やし、さらに信用調査を行い、しっかりと契約交渉を行って、お互いの立場を細かなところまで明確にしていく。さらにリスクをコスト化するなどし、それでもしっかりと利益が出るシナリオを検討する。

つまり、海外進出、国際化の難しさの本質とは、信頼関係の不十分な相手と共に、ゼロから儲かる事業を構築していく、という新規事業の難しさに他ならず、それに加えて、法制度・税務・文化・言葉など外国特有の様々な違いがリスクとして乗っかってくる、というものなのです。

しかし、それでもやはり、今の日本の企業は海外に打って出ることを常に頭の中にイメージしておくべきではないでしょうか!?出たとこ勝負の無計画なチャレンジは論外ですが、「海外進出は難しくて無理」と思考をストップさせずに、常に思考を深め、来るべきチャンスに備え、策を練っておくべきなのです。そこにはまだ見ぬビジネスチャンスと巨大な市場があるのですから。

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