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経営判断~製造業・メーカの海外取引・提携・展開・進出(大阪・神戸・京都・京阪神・関西・近畿)

 

2009-09-06 10:26:24
怪しいアドバイス
いま、スズムシをもらって飼っている。晩夏に涼やかな音色を聞かせてくれるのだが、仕事をしていると結構気が散ってくる。そんなとき、書棚から山際淳司氏の「ダブルボギークラブへようこそ」(角川文庫)を久しぶりに取り出した。
山際氏はスポーツのノンフィクションライターで、さわやかな文章を書く、好きな作家のひとりだ。亡くなってからもう10年くらい経つのだろうか。亡くなったとき、ちょうどNHKで日曜日夜のスポーツ番組のメインキャスターとして出ており、毎週楽しみに見ていた。まだ50代だったと思うが、急に亡くなり、すごく残念だったことを覚えている。
「ダブルボギークラブへようこそ」は、ダブルボギーゴルファーの著者のゴルフエッセーだ。その中に「怪しいアドバイス」というタイトルのエッセーがあり、往年の名ゴルファーのサム・スニードのエピソードが出ている。
サム・スニードが、アマチュアゴルファーからバックスピンのかけ方を聞かれたとき、こんな会話が交わされたという。
サム「それはいいが、あんたは普通、どれくらいボールを飛ばすのかね」
男「そうですね、4番アイアンでおおよそ130ヤードといったところでしょうか」
サム「4番アイアンで130ヤードだって?たったそれしか飛ばないのに、なぜあんたはバックスピンでボールを手前に戻そうなんてことを考えるんだい」
ということで、悩まなくてもいいことで、悩むのはやめよう、という話。

 

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