月別アーカイブ: 9月 2011

事業・業務提携(パートナーシップ)契約

先日、私が以前勤めていた三菱重工と、日立が経営統合するというニュースが世間をにぎわした。もともと、三菱の大宮社長が、社長になる以前、日立ととある事業で合弁する際に、社長として行く予定であった(結局、その合弁が破談になったから、三菱重工の社長になれた、ということでもあるのだが)ということもあり、私も原子力事業に携わっていたころ、日立との接点も多く、今回のニュースについては「ふーん」という感じでした。しかし、まあ、これから両社内で、色々とメンドクサイことがはじまるのだろうなあ。大変だけど、成果を出してもらいたいものです。 それはそうと、今回は事業提携の話。私も、海外の大手企業とのヤヤッコシイ事業提携の主担当を結構やりました。事業提携も当然ながら色々なパターンがあります。大型案件のコンソーシャム、ライセンス、合弁会社の設立などなど。どれも辛くて厳しい仕事で、難しかった。なんで難しいか、というと、お互いに儲かるwin-winのスキームがなかなかできないのです。だいたい、win-winと言っても、どこまで行けばwin(勝ち)かは、それぞれの価値観で異なってしまうし、将来どれだけ儲かるのか、やはりやってみなければわからない、ということなのだ。要は、理屈ではなく、「なんぼ儲けさせてくれんねん」と、「相手をどこまで信頼できるか」ということが、事業提携がうまく行くかどうかの肝ということです。    

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(経営戦略)戦略は戦術をカバーするが、戦術は戦略をカバーできない

日経新聞の「私の履歴書」で、伊藤忠の瀬島龍三氏のことが書かれていた。瀬島氏は、山崎豊子さんの「不毛地帯」の主人公のモデルになった、元大本営作戦参謀だった商社マンである。 瀬島氏の言葉に「戦略は戦術をカバーするが、戦術は戦略をカバーできない」というものがある。経営でも「戦略」や「戦術」という言葉が用いられるが、もともと、軍事用語であり、「戦略>戦術」の関係にある。そういう意味では、表面的には、瀬島氏は当たり前の定義を言っているにすぎない。 しかし、この言葉の真の意味は、「いくら現場レベルで戦術を駆使しても、経営者レベルの戦略が間違っていれば、結局は負けてしまう」ということだ。つまり、経営者や、会社の大方針を決める部門の責任の大きさ、ひいては、戦略策定に携わる者は勝負の結果に対し全責任を負わなければならない、という自戒の言葉なのである。 瀬島氏は、戦後11年間シベリアに抑留された。いつ終わるとも知れない、気の遠くなるような長く厳しい日々を過ごしながら、作戦参謀としての責任を骨身に刻みつけたのかもしれない。「経営参謀であるコンサルタントとして、そこまでの覚悟があるか!?」と問われたら、私はどう答えるだろうか?そう考えたとき、瀬島氏の覚悟の深さに呆然となってしまうのだ。

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情報発信で自分を知ってもらうことは販売促進・マーケティングの基本!

久しぶりに丸山健二氏の小説でもアマゾンで探してみようか、とネットで検索したところ、あの孤高の作家 丸山氏がなんと4月からツイッターとブログを開始しているではないか!なんだかうれしくなった。 丸山氏の本は、ハードカバーの書き下ろししか発売されず、しかもすぐに本棚から姿を消し、絶版になってしまう。私は、「夏の流れ」「惑星の泉」「朝日の当たる家」などの初期の作品が好きだ。とはいえ、古い作品のほとんどはどこにも売ってはいないため、図書館ででも借りるほかないのだが・・・ それはそうと、70歳も近くなった、スキンヘッドで強面(コワモテ)のガンコな作家が、なぜ今になって、ツイッターとブログを始めたのだろうか?理由は、テレビ出演した際に、ディレクターから「はじめて読んだが面白かった」と言われ驚いたから、というものだった。なぜ驚いたかというと、自分の小説は、読んだ人はすぐに嫌いになって読まなくなるだろう、と思っていたからだ。そして、丸山氏は、「もっと自分の小説を知ってもらう努力が必要だ」と思い、ツイッターとブログを始めた。そして、初めてのブログには、庭造りでも有名なご自分で丹精したものか、美しい真紅のバラの写真が添えてあった。 情報発信したからといって、それで売上が上がるか、というと、実はそんな簡単なものではない。当たり前だが、商品や価格に魅力がなければ、いくら宣伝広告に金を使っても、売れやしないのだ。しかし、それでも、事業者であるならば、情報を発信し、自分の商品・サービスを知ってもらう努力をつづけなければならない。そもそも、自分の提供するものを世に広めることこそが、事業であり、社会的な価値だからだ。そして、知ってもらわなければ、買ってもらえず、広がらないからだ。 あの丸山氏もやってんだから、俺もやらんとな!

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セミナーは大盛況でした。そして女性経営者は行動が早い!

昨日、大阪産業創造館で、90人近くの方々を前に、「個人事業と法人セミナー」を行いました。お越しくださった皆様、お忙しいところ本当にありがとうございました。最後に質問の時間をとり、いくつかの質問がありましたが、具体的に起業を考えている方が多いことを改めて感じました。 最近、思うのは、積極的に質問をしてくるのは、女性が多い、ということです。今回のセミナーでも、参加者は圧倒的に男性が多いにもかかわらず、質問したのは女性が多く、セミナー終了後も女性から色々と細かな質問を受けました。 一昨日、行政書士試験の入門講座をした際にも、講義の合間や、講義の終了後に、出席者の女性全員が次々と、自分が気になっていることを尋ねてきました。ちなみに男性出席者からの質問はゼロ。さらに、女性の方が、納得したら行動が早い。この日も、行政書士試験の合格には、それなりの覚悟と勉強が必要だ、と説明したにもかかわらず、出席者の女性のひとりは、迷っていた行政書士試験へのチャレンジを決め、その場で講座に申し込んでいました。 コンサルティングをしていても、女性経営者は、納得し決断したら即行動、という気持ちのいい方が多い。逆に、こちらの方が、「もう少し考えたら・・・」と心配することもなきにしもあらずですが。 資生堂のCMではないが、「女性が日本を元気にする」というのは、単なるコピーではない、もっとリアルなものだと感じています。 男もがんばらんといかんなあ、ホンマ。

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「そんなことしたら、商売が甘なるんや」とその経営者は言った~事業計画はイズミ行政書士・中小企業診断士事務所まで

実家でほこりをかぶっていた、開高健の本を何冊か持ち帰った。開高健は学生時代によく読んでいた作家だ。そのなかの一冊をペラペラとめくっていると、とある芸人の話が出てきた。その芸人は売れっ子になっても、いぜん長屋に住みつづけ、夜遅くに風呂屋に通って深刻そうな顔で風呂につかっていた。なぜそんなことをするのか、開高健がたずねたところ、「アブラが落ちまんのや」と答えた。そういえば、レディーガガも、いまだにNYの狭いアパートに住んでいる。 先日、事業計画書の作成依頼のあったクライアントから、酒を飲みながら聞いた話を思い出した。そのクライアントの父親は、戦後、学はなかったが、道端の物売りから、年商数百億円の会社を築いた。創業者の父親が、道端で物売りをしていたとき、何を売ってもすぐに売り切れたが、仕入に金を全額突っ込むことなく、必ず、売上から一定割合の金額を自分の取り分として手元に残した。クライアントが、「全部売れるのであれば、なぜ仕入にお金を全額使わなかったのか?」とたずねたところ、父親はこう答えたという。 「そんなことしたら、商売があも(甘)なるんや」 この言葉は色々な解釈ができる。「自分の働いた分はきちんと取った上で、どれだけ利益があるか見極めないと、本当に儲かっているのかどうかわからない」とも解釈できるが、やはり「金に余裕があると、ひとつひとつの判断や交渉が甘くなったり、新しい挑戦をしなくなったりして、商売人として油が落ちてしまう」と解釈すべきではないだろうか。この人は、金の恐ろしさ、商売の難しさをよくよく知り抜いていたと思われる。 事業や生活が安定し、お金に余裕が出てくると、起業してわずか2~3年でも、起業者から、事業を立ち上げた頃の必死さが急速に薄れていく。金に困っていた頃のことを忘れ、雑な金の使い方をしてしまったり、つきあいと称して遊び始めたりする。別に遊ぶことは悪いことではない。しかし、さらに経営者として、次のステージに向かうつもりがあるのであれば、心のどこかで、自分に対し、「俺は甘くなっていないだろうか?」と常に問い続けるべきではないだろうか。 クライアントの父親が育て上げた会社は、クライアントとは別の人が2代目となり、10年ほど前に倒産した。その2代目は大きな家に住んでいたという。クライアントは、父親が作り上げた、一族の名前のついた社名を残すため、倒産処理に奔走し、会社を去った。創業一族が去ったその会社は、今でも大阪のど真ん中にある複数のビルに、クライアントと同じ苗字が入った看板を大きく掲げている。そしてクライアントは、10年前にゼロから自分ひとりで事業を立上げ、70歳になった今、300人もの従業員を抱える会社を経営している。そして、「まだまだこれから50年は生きる」と言って、新しい事業のために私に事業計画書の作成を依頼してきたのだ。

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9/12 大阪産業創造館主催の創業者向けセミナーで講師をします~創業者・起業家支援はイズミ行政書士・中小企業診断士事務所まで

・タイトル<起業形態篇>いざ開業!個人と法人の違いと選ぶポイント ・内容株式会社/LLC/個人事業など、起業するにあたっての事業形態にはどのようなものがあるのか、またそれぞれ何が違うのかを整理し、これらの事業形態の中からどれを選ぶかの決め手となるポイントもわかりやすく解説します。 ■個人と法人それぞれの違いと選ぶポイント■開業手続きと会社設立手続きについて (詳しくは http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=12006)

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